同センター 副センター長の大橋温です。
10月より、協力病院にて1年間のたすきがけ研修を行っていた研修医の先生方が戻ってこられ、再び浜松医大での研修を開始し早くも2ヶ月が経過しようとしています。
今回は、たすきがけ研修から戻ってこられた研修医からのメッセージや、たすきがけ研修の感想をご紹介したいと思います。
◎たすきがけ研修より戻ってきた研修医からのメッセージ
研修医Kよりメッセージ
まず初めに、私のたすき掛け先の病院についてお話しさせていただこうと思います。
私のたすき掛け先は富士市にある富士市立中央病院です。
富士市立中央病院での研修を終えて、私が感じたことはこの病院は研修医に対しても積極的に手技を多く経験させてくれる病院であったということです。これにより研修医としての自信がついたと思います。
次に、浜松医科大学医学部附属病院に戻った後の感想ですが、時間外手当が出るようになったことや当直明けに非番日ができたことなど、研修医に対してより手厚いサポートが受けられるようになっていたことに驚きました。
最後に、市中病院も大学病院も良い面・悪い面はあると思いますが、私自身たすき掛けという選択をしてよかったと感じております。
研修医SSよりメッセージ
私は、2021年10月から2022年9月まで、藤枝市立総合病院にて研修させていただきました。
年度途中からの異動であったため、最初は緊張しましたが、藤枝市立総合病院の先生方、同期の研修医によくしていただき、すぐに溶け込むことができました。
藤枝市立総合病院では、必修である内科を6ヶ月と救急科3ヶ月、小児科・産婦人科・地域研修を各1ヶ月研修させていただきました。
消化器内科志望なこともあり、藤枝市立総合病院で数多くの消化器疾患の症例を経験し、とても勉強になりました。また、藤枝市立総合病院は3次救急指定病院のため、救急科研修中や日直・当直にて様々な症例を経験することができました。
私は、内科志望であるため、様々な内科の症例を経験する必要があります。
市中病院でcommon diseaseに多く触れ、大学病院にて、貴重な症例を経験することで、効率よく症例を経験することができました。
藤枝市立総合病院での経験を糧にして、大学での研修に励みたいと思っております。
研修医Sよりメッセージ
浜松医療センターでの1年間の研修を終え、先月浜医に戻ってきました。
浜松医療センターは診療科数も充実していましたので、必修科をはじめとした様々な科をローテしてきました。上級医の先生方から大変丁寧で熱心なご指導をいただき、大変実りの多い研修でした。
特に市中ならではの経験となったのは救急外来での業務であり、当直は大学病院より忙しいぶんCommon diseaseを何度も経験し、対応する力を身に付けることが出来ました。
浜医に帰ってきてからの当直で感じたのは一つ一つの症例を市中より丁寧に診るなぁ、ということです。市中と大学病院、それぞれの救外で学ぶ利点があると感じました。
また、1年を経て浜医に帰ってきたら、直明けが非番日になっていたり、時間外手当が出るようになっていたりと労働環境が改善されておりたまげました。そのおかげか今年はフルマッチだそうで、めでたいですね!
副センター長 大橋より
おかえりなさい。
1年間、市中病院で研鑽された先生達は、1年前に当院を旅立った時とは、雲泥の差の実力を身に着けたと思います。
市中病院で培った実力を当院でいかんなく発揮してください。そして、当院で残された6ヶ月の研修期間をさらに充実したものに出来るよう、更にその先にある自分の一生涯を捧げる専門研修につながる素晴らしい研修が出来るよう頑張ってください。