研修医のNです。
　今回のレジデントセミナーでは放射線部の方から医療における放射線被曝に関してレクチャーしていただきました。

　放射線を用いた検査や治療は多岐に渡り、様々な科で多くの医師が放射線業務従事者として診療に従事しています。我々研修医も例外でなく、救急での画像撮影から各科の検査・治療まで、日々あらゆる場面で放射線部の方々にお世話になっています。

　我々にとって身近な検査や治療ですが、検査や治療によっては患者さんのみならず医療従事者も被曝します。必要な検査・治療のみを最適な方法で実施することで患者さんへの被曝を必要最低限に抑えることは勿論ですが、医療従事者の被曝に関しても管理が必要となります。放射線部では医療従事者の被曝線量をモニタリングし、シールドや防護眼鏡等の着用などを通して医療従事者の被曝低減にも取り組んでくださっているそうです。

　被曝低減の為には放射線部の取り組みだけでなく我々医療従事者自身の意識もとても大切になります。少しずつ新しい環境に慣れて来た今日この頃ですが、改めて気を引き締めて日々の業務に取り組んでいきたいと思います。