今回は皮膚科の島内隆寿先生に水痘・帯状疱疹についてご講義いただきました。将来どの科を専攻するにしても、救急科当番や外来において診る頻度の高い疾患です。
2014年から水痘ワクチンの定期接種が導入され、小児からの再感染が減少したことにより若年成人においては発症率がむしろ増加しつつあるといった疫学的な観点や、現在は検査キットを用いて迅速診断が可能なこと、後遺症として長く神経痛が残らないよう、迅速に抗ウイルス剤を処方するように、といった内容を実臨床に即して講義していただきました。
神経に潜むウイルスですので、発症領域によって気を付けることはもちろん、免疫抑制状態での発症の仕方というのはそういった患者さんの救急受診の多い大学病院ならではのところもありました。
commonな部分も専門的な部分も教わることができるのは当院ならではの魅力ですね。