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研修医日記

2022年11月18日 レジデントセミナー

研修医SSです。
研修医勉強会にて、小児科 犬塚祐介Drより、小児の食物アレルギー患者への対応に関してご教授いただきました。

食物アレルギーを疑う患者を診察した際には、食べた食品の商品名や、今まで食べることができた食べ物に関して、カルテに記載する必要があることを学びました。
例えば、食パンでは、牛乳や卵がほとんど含まれていない商品もあれば、牛乳も卵も含まれている商品もあるとのことです。
以前食べられていたものは、原因とはなりにくいため、症状が起きたときに食べていたものだけではなくて、それ以前の食事歴を十分に聴取すべきだと学びました。
また、ガイドラインが改訂され、アナフィラキシーを生じた場合のアドレナリン筋注量が、体重10kg以下の乳幼児では0.01mg/kg、1-5歳では0.15mg、6-12歳では0.3mg、13歳以上では0.5mgに変更されたこと、プレドニンなどの副腎皮質ステロイドの投与は推奨されていないことを学びました。

今回の講義にて、救急外来にて食物アレルギー患者を診療した際の問診すべき事項や、アナフィラキシー発症時の対応について学びました。今後、食物アレルギーの患者を診察した際に、ご教授いただいた内容を生かしていきたいです。

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