今回のレジデントセミナーは耳鼻科の佐原聡甫先生による「気道緊急と気管切開について」でした。
気道の閉塞は救急でのABCアプローチでAの問題とされ1番緊急性の高い状態です。今回の講義では気道の緊急症の診断や対応につきましてイラストを用いてとても分かりやすく教えてくださいました。
お話の中で、気道閉塞では、SpO2が保たれていても一度下がり始めると急激に低下するとされ、酸素化が保たれていなくても安心できないとのことでした。そのため、患者さんが苦しそうにしている、しっかり呼吸ができていないといったモニターではなく患者さんを見て緊急性を判断しなければいけません。
実際に、現場で焦っている時こそ「まず患者さんを見る」ことを心がけていきたいと思いました。