浜松医科大学 卒後教育センター浜松医科大学 卒後教育センター

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はじめに

浜松医科大学医学部附属病院で臨床研修を希望するみなさんへ

 2020年1月から始まったコロナ感染騒動も落ち着き、以前の生活を取り戻しつつあります。学会も現地開催となり、また熱い討論や交流も戻ってきました。しかしながら、コロナ渦以前とは我々を取り巻く医療、生活、そして人間関係も大きく変わりました。現在山積みの問題をみなさんと一緒に乗り越えていきましょう。 令和6年度は、元気いっぱいの新進気鋭の初期研修医32名が当院に加わってくれました。多くの初期研修の皆さんはたすき掛け研修を選択されています。2年間のうち1年は連携施設で研修し、残りの1年は将来の専攻研修を目指した本院での研修となります。たすき掛けの研修病院はどこも大変症例が多く充実した研修ができることは多くの先輩諸氏から聞いていると思います。2年間で満足のいく研修を提供するようにスタッフ一同努力いたします。

 本院の指導陣は現在充実しており、若さに溢れています。ここ数年教授も若返り、各分野で魅力ある指導者が多数在籍しています。本院は年間9000件の手術、平均稼働率86%、在院日数が11日ですので、かなりの症例数が経験できます。またロボット手術やハイブリッド手術の症例数も飛躍的に増えており、最新の医療技術も学べます。皆さんとともに働くメディカルスタッフも充実し、チーム医療を確実に遂行しています。救急医療も、救急部の先生の貢献により平成26年度以降、毎年救急車搬送患者が増加しています。今後も救急専門医の増員を図り、特に日中の救急患者の受け入れを増やしていく方針ですので、皆さんが経験できる救急医療は質・量ともに益々充実します。また手術数の増加、抗がん剤治療患者の増加、ハイリスク妊娠の増加、NICU患者の増加を受けて、先端医療センターが新たに令和4年1月から稼働いたしました。この先端医療センターには、最小侵襲手術を基本としたロボット手術室や最新の化学療法センター、AI診断を備えた内視鏡センター、周産母子センター、そして最新鋭のリニアックを導入して高精度ながん治療を実現可能な放射線治療部を整備いたしました。また病棟もそれぞれ臓器別の配置としたセンター化を実現し、HCU8床を増設して重症患者の対応をより充実させました。

 最近本院で研修した先輩たちは、想像していた以上にそれぞれの部署の垣根がなく楽しい研修であったと異口同音に話しています。今後とも本院は国内最高レベルの研修を提供し、よき医療人を育成していきます。多くの若い仲間の参加を心からお待ちしております。

 本院で研修することに関して疑問や相談があれば、卒後教育センターに遠慮なく問い合わせてください。日進月歩で成長している浜松医大で臨床研修をされ、そして我々と一緒に学びませんか。職員一同、皆さんをお待ちしております。

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