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研修医日記

検査部研修について

研修医のY.Yです。

9月は検査部を回らせていただきました。検査部の研修の内容は、RCPC (Reversed Clinico-Pathological Conference: 血液検査などの検査データのみを基に病態を推定し討論するトレーニング)、心•腹部エコー、検査部(採血検体の測定、微生物検査室など)の見学です。

血液検査結果の正しい解釈や、救急外来で素早くエコーを当てる技術を身に付けたいと思い、選択しました。特定の診療科だけでなく、検査部や集中治療部などで研修できるのは大学病院の特徴だと思います。

RCPCは、先生からいただいた事例の検査結果を解読し、内容をまとめ、先生に発表し、フィードバックをいただきます。検査結果は、「栄養」、「感染」、「肝•腎機能」、「凝固障害」など項目ごと評価します。研修医室でデータとにらめっこしていたため、ずっと研修医室にいるなと思った同僚がいるかもしれませんが(笑)、通常の研修ではじっくり検査結果を評価する時間はなかなか作れないので、貴重な時間だったと思います。

普段はなんとなく検査結果を読んでいるため、項目ごと評価する方法は慣れておらず、初めは時間がかかりましたが、徐々に慣れ先生からも読めるようになったと言っていただけるようになりました。

エコーは、技師さんに救急外来での評価方法を中心に教えていただきました。技師さんが当てた後、教えていただきながら自分も当てさせていただきました。うまく描出できないときは微調整が重要であることを教えていただき、実際に当直で描出させることができたときは嬉しかったです。エコーの自信がないとエコーを当てるハードルが上がりますが、研修を通して簡単なものは評価できるようになったため、エコーを行う頻度が上がりました。

検査部の研修は終わりましたが、検査結果の解釈やエコーについて学んだことを臨床で実践し、訓練を継続していきたいです。

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