10月17日に救急科の渥美Drより「トリアージ・災害医療」についてご講演いただきました。
今回の講義では初期研修医の2年間で最も重要な領域の一つである救急領域において、START法を正しく使用できているかをまずは確認しました。また、普段の夜間当直などでは経験できない、需要と供給のバランスが大幅に破綻した災害医療の現場でどのようにトリアージを行うかを学びました。特に、「まずは大きな声で呼びかけをし一部の領域に患者を集めることで、その集団を歩行可能と判断し、緑色のトリアージとする。」という方法は非常に役立つものであり、実際の現場で必要になる知識であると感じました。
当院では11月9日に地震防災および消防訓練が実施されます。いつ発生するかわからない災害に対して、初期研修医がリーダーとなり実際の現場で稼働できるように、普段の研修から意識していきたいと思います。