今回は循環器内科の先生から心房細動へのトータルマネジメント-最新のガイドラインから-という内容で講義頂きました。
2024年3月に改訂されたガイドラインを元に、既知の内容から知らなかった内容まで幅広く、内容の濃い1時間でした。
例えば心房細動の予防には心不全、脂質、血圧等生活習慣の管理が重要なのは想像しやすいですが、アルコール摂取に関しては節酒ではなく断酒でないと新規発症に対して効果がないとのデータがあり、酒好きには残念な事実でした。また、脳梗塞リスク評価にはCHADS2 scoreが有名ですが、本法独自のリスク評価にHELT-E2S2 scoreがあることも私にとっては新しい知識でした。
抗不整脈薬やアブレーションによるリズムコントロールのタイミングについても、75歳未満や、診断から1年未満で行う方がよく、薬物療法よりもアブレーションの方が再発抑制効果が高いそうです。
循環器内科医師でなくても、コンサルトの内容やタイミングの参考になる講義でした。
来月からの講義も楽しみです。