11月4日の第4回プライマリ・ケア実践講座を聴講させていただきました。
今回のテーマは胸部外傷、急性中毒、眼科疾患についてでした。
胸部外傷については輪状甲状靱帯穿刺と切開について学びました。穿刺に関しては具体的なやり方について動画をもとに解説していただきました。穿刺時と切開時それぞれで患者のどちらに立って手技を行うことをお勧めするかや穿刺時にミニトラックを刺す角度など先生独自の工夫などをお聞きすることができ、とても勉強になりました。
急性中毒に関しては改めてPrimary Surveyの大切さやToxidromeといった身体所見から原因薬物を推定する方法について学びました。やみくもに暗記していた中毒の症状に関して整理することができとても有意義な勉強会でした。
眼科疾患に関しては救急業務に直結する疾患についてピンポイントに教えていただきました。網膜中心動脈症では眼球マッサージを行い、直ちに眼科医をコールする、角膜化学外傷での対応、充血と結膜下出血の鑑別方法、アデノウイルス結膜炎、よく使う目薬などについて臨床医の視点から分かりやすく解説していただきました。
今回学ばせていただいたことを今後の病棟業務や救急業務に活かしていきたいです。読んでいただきありがとうございました。