10/12(木)のレジデントセミナーでは、血管外科の先生に下肢静脈血栓症のエコーについてご講義いただきました。
非専門医がベッドサイドでできるエコー検査として、大腿静脈と膝窩静脈の2点を描出し、プローブ圧迫により静脈内血栓の有無を確認する方法を伝授していただきました。静脈描出不良の原因としてやってしまいがちな2つの「し過ぎ」、「プローブで圧迫しすぎ」・「当てている部位が末梢過ぎ」というpitfallを印象的に教えていただき、治療についても下大静脈フィルター留置の適応が限定的であること、末梢型(膝関節以遠)の血栓に早急な介入は不要であることを教えていただきました。
エコー検査は、肺血管~下肢造影CTに比してはるかに侵襲の少ない検査であるため、積極的に活用していきたいと改めて感じました。