今回のテーマは気管支喘息、心電図と抗不整脈薬、インスリンのマネジメントについてでした。
気管支喘息の講義は免疫応答や気道炎症から喘息までの機序や長期管理薬による治療方針といった基礎的なところから、管理薬の現在やバイオ製剤の適応といった現在の臨床の状況まで、幅広い内容を学ばせていただきました。特に、今後の喘息治療の展望として完全寛解を目指すという非常に夢のある話が興味深かったです。
心電図と抗不整脈薬の講義のうち、前者は研修の場で見落としてはならない実践的な心電図の読み方について知ることができました。抗不整脈薬については、基本的や薬理作用については知っていても、付随する薬理作用については知らないことが多く、主作用以外も考慮して投薬をする必要があることを学びました。
インスリンのマネジメントについては、現行のインスリンの種類が多岐に渡っており、その違いと使い方について分かりやすく説明していただきました。また、インスリンの投与法について、原因療法と対症療法の使い分け方を知り、糖尿病だけではなく、あらゆる疾患で2つのアプローチを考慮する必要があることに気がつきました。
今回の講座は、各々の題材は単一の疾患、検査、治療法の講座のように聞こえますが、実際は他の臨床での考え方に精通する内容も多く感じました。
今回の学びを活かして、活用できればと思います。